【新作発売予定】転生令嬢は初恋の次期伯爵に婚約破棄を申し出る

 

こはく文庫
転生令嬢は初恋の次期伯爵に婚約破棄を申し出る
[著者] 黒田美優
[表紙] うすくち

 

あらすじ

結婚なんてしなければよかった。後悔しながら生涯を閉じた伯爵夫人マデリン。目覚めると独身だったころの自分のベッドの上で……

 

8月5日に発売予定です。

アマゾンkindleは、一ヶ月遅れくらいで発売されるかと思います。

 

 

お話の小話

 

ヒロインのマデリンは冒頭で

肺を患い亡くなってしまいます。

 

作品に関係あるような、ないような小話なのですが

わたしは、コロナが広がる少し前に風邪にかかり

ある夜、うなされるほどの高熱がでました。

 

もう救急病院しか開いてないし、ただの風邪だし

朝になったら病院に行こう。

 

そう思ったのですが、なんだか息苦しい。

息苦しいというか……呼吸が浅くなってる……?

 

気管が狭くなっていき、肺という袋が小さくなっていくイメージが

頭の中で浮かびました。

 

とにかく寝よう、と横になっても、よけいに苦しい。

軽くパニックになりました。

 

一晩のことです。

どんどん、肺の袋が小さくなっていき

呼吸音もゼーハッ、ゼーハッと短くなっていきます。

 

水の中で酸素を探して、もがいているような苦しさと

目の前が真っ暗になっていく感覚に襲われました。

熱が高くて体を休めたいのに、怖くて眠れない。

目をつむったら、もう二度と起きない気がする。

 

野良犬のように部屋の中をくるくる回り

疲れて横になって苦しさで目が覚めるのを繰り返す。

 

最後には壁にもたれかかって、ぼんやり天井を見つめていました。

 

これが死か。

しかも苦しむほうの死か。

と感じました。

 

もちろん死んでませんが。

 

一睡もすることなく、朝一番にかかりつけ医の元に行きました。

酸素濃度計を付けられて、診察してもらうと

高熱から喘息になっていたそうです。

吸入器をつかうと、驚くほど楽になりました。

 

「我慢せずに救急車を呼んでくださいね」と言われました。

ただの風邪だし、熱だし、大げさかなと思っていたのですが

そうでもなかったみたいです。

 

(ちなみに、喘息のときは横になると肺がちいさくなるみたいです。

座って壁にもたれかかるのが正解みたいですね……)

 

作中では短くなっていますが、そういう経験からマデリンというキャラクターが生まれました。

苦しみながら死ぬ恐怖。

なんども意識が遠くなり、走馬灯を経験し、あの時ああしていれば

こうしていればという後悔。

 

マデリンはわたしと違って

好奇心と正義感が強く、人のためなら火の中にでも飛び込む勇気を持っています。

一生懸命な女性は美しいです。

周囲の人間は惚れ惚れしてしまったり、ハラハラしてしまうことでしょう。

 

蝶の羽ばたきは、どこかで竜巻を起こすかもしれない。

マデリンの小さな勇気がどんな未来をつくるのか

楽しんでいただけると幸いです。

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