4月 案出しとか、おもしろさについて考えることとか

4月までのお仕事の話

思えば12月からすごく忙しくて、気が付いたら4月が終わっていました。

1年の4分の3が終わったって正気????

このスピードで地球が回ったら、めちゃくちゃ早く老けそう。呉西です。

あと、動いてなさ過ぎて体重増えてそうです。タスケテ……タスケテ……。

 

今月は特に、オンライン打ち合わせが多く、企画書をいっぱい作成した1ヶ月でした。

 

仕事の応募(ポートフォリオとか、サンプルシナリオとかサンプル作品とか、なんかいっぱい送る)

オンライン面談(ビデオあり、もしくは声だけ)

 

という感じで、あとは単純に継続的にお仕事しているところと打ち合わせも多かったです。

私は関西に住んでいるので、取り引き先は東京が多い。

オンラインでの打ち合わせ、面談できるのは楽だし、うれしいですね。カガクノチカラッテスゲー

 

ただ、不慣れすぎてたまに汚い作業部屋をさらしてしまい、恥ずかしさのあまりカメラに顔を近づけるみたいな

ダメ人間っぷりをさらしてしまいます。コロシテ……コロシテ……。

 

 

企画書の話なんですけど

最近、いろいろな分野で「じゃあ企画書を送って」と言われることが増えました。

ありがたいので「よっしゃやるぞ!」とノリノリで作成するのですが

今月はそれを10本くらい求められて「やれるのか……?」と自問自答しました。

フラッシュアイデアならいくつでも出せると思います。

でも「これはおもしろいぞ!」と自信を持って言えるもの10本は私にはちょっときつかった……。

 

たとえば、企画書を送って「おもしろいですね、打ち合わせしましょ」ってなったとするじゃないですか。

で、その時に「これってどういう意味ですか?」「このキャラクターはどういう意図で動いているんですか?」

「あらすじをもっと詳しく聞いてもいいですか?」って聞かれたときに、相手を引き込めるくらい話したいですよね。

言い淀んだり、「すみません、そこまで考えていませんでした……」なんて言っちゃったら、場の空気が凍るのね……。

 

逆に、打ち合わせで相手を引き込める会話術を持つ人もいます。

作品やキャラの話を楽しそうにして、驚くような展開を口頭で説明してくれます。

話していると「この人の作る話おもしろそうだな」「お仕事したいな」って思えます。すげーよまじで。

 

残念ながら私は、口下手で話すより書くほうが好きです……。(あと表情筋が死んでて、顔が怖いです)

そうなるとやはり、企画書の一つひとつの解像度を高め、なんでも答えられます! というスタンスになるしかありません。

もう、私には誠実さしか残ってないんや……。

 

そんな感じで、自分の限界を感じた1ヶ月でした。

限界を感じたからといって「私はここまでの人間なんや」とセーブするのはもったいないです。

限界を、越えていきたい……。

頭の容量を増やして、アップデートしていきたいです。

なにか方法を考えます。

 

 

物語のおもしろさについて考える

創作をしていると、

おもしろい作品と、おもしろくない作品の違いってなんだろうって、よく考えます。

 

良作のレビューを見てみると

「おもしろかった」「感動した」「(キャラクター)がよかった、もしくはかわいかった」

「ラストに感動した(がよかった)」「~のシーンがよかった!」などが多いと思います。

 

逆にいうと上の条件を満たすと、いい作品だと言えるんじゃないんでしょうか。

ちょっと「感動した」という感想について考えてみます。

 

どういうときに「感動するか」。

代表的な感動は「涙を流す」ですよね。

作品を見て涙を流すとき「報われてよかったね」「悲しい」「すごい(圧倒される)」とかかなと思います。

涙を流さない「感動」もあります。「じーんとくる」など満足感からくる感情の昂りです。

 

受け取り手の心を動かすのが「感動」だと思うのですが、ちょっと分類していきます。

感情の種類 例えばどういう場面か
涙を流す 悲しい 死別、悲恋
圧倒された、報われた、驚いた ハッピーエンド、努力が報われた、

敵だった相手が力をかしてくれる、青春

涙を流さない 興奮、満足感からの昂り 友情、愛情、伏線が回収されてスッキリする

 

ほかにもあるぞ! というのは置いておいてざっくりこんな感じにまとめておきます。

 

つまり「悲恋」で「悲しい話」で「涙を流して」もらえれば「感動した!」と言われる可能性があるわけですよね。

めちゃくちゃ暴論なわけですけど。(上の表はてきとうな書き出しなので、組み合わせたら良作になるという話ではないです……。あくまでも考え方てきな)

 

じゃあ「悲恋」とは何かとなったときに、人と人の恋愛ですよね。(別に擬人化した動物でもいいですけど)

その「悲恋」に共感性を持たせて「泣いて」いただく。

 

この時、受け取りてとしてしらけるのが

作者の思想がバリバリ入ってくることです。

 

たとえば、アンパンマンが、すべての過程をぶっ飛ばして

「悪は滅びるべきだ!」「汚物は消毒だ!」って突然バイキンマンを襲いにいったらイヤじゃないですか。

バイキンマンだっていいヤツかもしれないし、アンパンマンがそういう思想になった経緯もしりたい。

たとえばやなせたかしさんの作品が、そういうものばっかりで

「悪は絶対許さないマン」だったら「はいはい、作者がそう思ってるんでしょ?」って考えに行きついてしまう。

はいはい。またこれね。って。(まぁ、それが味になる場合もある)

受け取りてがアンパンマンを好きになるのは、キャッチ―な技とか音楽とかいろいろ理由があると思います。

だけど、アンパンマンには誰にでも優しくて愛に満ち、正義感にあふれているというキャラクター設定で

バイキンマンが誰かを困らせたり、泣かせたりするから「やめるんだ! バイキンマン!」と飛んでくるわけです。

 

話は戻るのですが

「悲恋だし、とりあえずカップルのどっちか死んでもらうか」じゃ、受け取りてには作者の思考がスケスケです。

もしかしたら「はいはい、これでいいんでしょ」って表情まで透けてるかもしれないです。

 

どれだけアンパンマンが自然に動くかを考えないといけません。

そのためには、アンパンマンとバイキンマンの気持ちにならなくては。

 

アンパンマンはなぜ暴力をするのか……バイキンマンがしつこいから?

どうしてバイキンマンが人々に嫌がらせをするのか……

アンパンマンに成敗されるのを期待している?

殴られまち? だから水をかけちゃうの?

オレサマを捕まえてごらんって????

 

すみません、寝不足で疲れているみたいです。

いつもこんなことを考えています。

作品にいかせているかはわかりません。

 

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